注文住宅と建売住宅のどちらにするか決めた後は、どのハウスメーカーに依頼するかという新たな課題が出てきます。

楽しいはずの家づくりですが、ハウスメーカー選びでつまずく人は多く、嫌になってしまうケースも珍しくありません。

実際にこの記事を読んでいる人の中にも、どこを選べばいいかわからなくなって頭を抱えている人もいるかもしれませんね。

しかしハウスメーカー選びは、どんな家を建てたいかさえ決まってしまえば意外と簡単ですので安心してください。

この記事では、ハウスメーカーを選ぶときの決め手となるポイントだけを解説していきます。

家づくりに疲れてしまうことなく楽しんで進められる方法になっていますので、ぜひ参考にしてください。

ハウスメーカーの選び方で大切な4つのポイント

ハウスメーカーを選ぶときのポイントは、以下の4つです。

  • 施工費や維持管理費などのコストが高すぎないか
  • デザインが気に入るか
  • 将来性のある住宅メーカーか
  • 工務店も視野に入れて検討する

物件の品質についての項目が入っていないことに、気づかれた人もいるかもしれません。

大手ハウスメーカーは国土交通省が施工した長期優良住宅制度に対応しており、どこを選んでも高品質の住宅を建てることができます。

従来の「つくっては壊す」スクラップ&ビルド型の社会から、「いいものを作って、きちんと手入れをして長く大切に使う」ストック活用型の社会への転換を目的として、長期にわたり住み続けられるための措置が講じられた優良な住宅(=長期優良住宅)を普及させるため、「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」が平成20年12月5日に成立し、平成21年6月4日に施行されました。

そのため高品質の物件を建てている会社かどうかチェックしなくても、200年住宅とも呼ばれる長期優良住宅を建てられるということです。

国際標準化機構が定めた世界共通の規格ISO9001を取得しているハウスメーカーも多いため、店舗によるバラつきもありません。

【ISO9001とは】
品質を担保するためのシステムが導入されており、社会的信頼がある会社が取得できる

品質の良さについては最初からクリアしている前提で考えて問題ありませんので、上記で挙げた4つのポイントに注力してハウスメーカーを選びましょう。

それぞれ一つずつ解説していきます。

施工費は予算に見合っているか

ハウスメーカーによって、金額の設定は異なります。

同じ工法、同じ仕様であれば安いハウスメーカーを選んだ方が良いでしょう。

金額の違いはCMなどにかける宣伝広告費や人件費の差であり、品質の差ではありません。

またハウスメーカーによって得意分野は異なります。

無駄なコストを徹底的に削減したローコスト住宅を得意とする会社もあれば、富裕層向けの高級住宅を得意とする会社もあります。

自分の希望とハウスメーカーの得意分野にズレがないかどうかチェックしましょう。

デザインが気に入るか

何十年と暮らす家ですから、デザインが気に入るかどうかも大切です。

自分のお気に入りの空間を作ることができれば、それだけで毎日楽しく過ごせるのではないでしょうか。

反対に好みではないデザインで妥協してしまえば、夢のマイホームは叶ったとしてもワクワク感や愛着は薄くなってしまいます。

ハウスメーカーには一流の設計士がいるため、どれも素敵なデザインであることは間違いありませんが、好みに合うかどうかは別です。

例えば、海外の輸入住宅が好みの人もいれば、和風の住宅が好きな人もいるでしょう。

公式サイトやカタログを見れば、そのハウスメーカーがどのようなデザインの注文住宅を建てているのか簡単に把握できるのでチェックしてみてください。

カタログを取り寄せて好みのデザインを見つけよう

公式サイトを見るよりもカタログを並べて見たほうが比較しやすいので、気になるハウスメーカーがあれば資料請求しましょう。

HOME’Sを使えば、わざわざ1社ごとに問い合わせなくても一括して複数社のカタログを取り寄せることができるので便利です。

施工事例や実際にそのハウスメーカーで建てた人の口コミ、何を強みとしているのかなども把握できて勉強にもなりますよ。

当たり前ですがカタログは無料ですので、少しでも気になれば送ってもらいましょう。

どんな家を建てようかイメージが湧いてきて、見ているだけで楽しいですよ。

建築後も安心できるアフターサービスはあるか

建てた後のフォローがあるかどうかも、ハウスメーカー選びでは重要なポイントになります。

公式サイトではアフターフォローを謳っていても、いざ不具合があったときに対応してくれないケースもあるので注意してください。

実際にそのハウスメーカーで建てた人の口コミを見れば、アフターサービスの実態が把握できるはずです。

インスタグラムは注文住宅を建てた人による投稿が盛んにおこなわれているため、参考になると思います。

「#注文住宅」や「#ハウスメーカー名」で検索して、実際に住んでいる人の満足度をチェックしてみましょう。

工務店も視野に入れて検討する

ハウスメーカー以外に、工務店で注文住宅を建てることもできます。

工務店とは、全国規模のハウスメーカーとは違い、限られたエリアで営業をしている住宅会社のことです。

ハウスメーカーと工務店の違いは、以下のとおり。

ハウスメーカー 工務店
対応エリア 全国 限られている(地域密着型)
価格 高い 安い
プランの自由度 低い 高い
工期 3ヶ月〜 4ヶ月〜

一番の違いは、やはり価格です。

工務店に依頼した場合、ハウスメーカーよりも2〜3割ほど安く建ててもらうことができます。

品質を心配する人もいると思いますが、実はハウスメーカーに依頼したとしても実際に施工するのは工務店です。

ハウスメーカーの下請けに工務店

仲介料を浮かせたければ、工務店に直接依頼したほうが良いでしょう。

ただし工務店の質にはバラつきがあり、大手ハウスメーカー以上の素晴らしい家を建てる会社もあれば、フランチャイズに加盟して看板だけ立派な会社もあります。

工務店選びは、ハウスメーカー選びよりもさらに慎重におこなう必要があるということです。

上述でも紹介したHOME’Sを使うと工務店のカタログも取り寄せることができるため、気軽にハウスメーカーと比較できます。

評判や施工事例などを参考にしながら、ハウスメーカーと工務店のどちらに依頼するか決めてください。

では、ハウスメーカー選びのポイントを押さえたうえで、管理人が選ぶおすすめの注文住宅会社を紹介していきます。

【家づくりに求める条件別】おすすめの注文住宅会社

家づくりに求める条件は人それぞれ違うと思いますので、条件別におすすめの注文住宅会社をまとめました。

まずは、ハウスメーカー各社の坪単価と特徴を紹介していきます。

坪単価 特徴
積水ハウス 約65〜90万円 ZEHなどの省エネ住宅に力を入れている。
ダイワハウス 約60〜80万円 土地の形状を活かしたプランニングが得意。
ミサワホーム 約70〜80万円 30年連続グッドデザイン賞を受賞している。
住友林業 約80〜90万円 自然素材にこだわりがある。
セキスイハイム 約75〜90万円 現場作業がたったの1日で終わる。
パナソニックホームズ 約70〜85万円 超高層ビル並みの耐震性が強み。
三井ホーム 約80〜90万円 木造住宅を専門としている。
旭化成ホームズ(ヘーベルハウス) 約65〜75万円 劣化しない建物づくりが得意。
トヨタホーム 約65〜75万円 ZEH住宅に対応。60年の長期保証つき。
一条工務店 約65〜75万円 性能重視。省エネ住宅が得意。
タマホーム 約50〜65万円 価格重視。木造住宅を専門としている。

※一条工務店は名前に「工務店」とありますが、実際には全国展開している大手ハウスメーカーです。

ハウスメーカーを比較する際、どのような工法で建てているかという点を重要視するよう解説しているサイトもあります。

大きく分けると従来工法とツーバイフォー・ツーバイシックス工法に分けられるのですが、ハウスメーカーごとに独自の技術を取り入れているケースも多く、比較するのは難しいです。

最初から工法にとらわれてしまうと、ハウスメーカー選びで迷子になってしまいます。

上述した通りどのハウスメーカーも品質は間違いないため、まずは難しいことは考えずにどんな家を建てたいかで選択肢を絞っていきましょう。

デザインにこだわりたいならミサワホーム

住宅のデザインにこだわりたいなら、経済産業省が創立したグッドデザイン賞を30年連続で受賞しているミサワホームがおすすめです。

ミサワホームは「シンプル・イズ・ベスト」をデザインポリシーとしており、スタイリッシュな家に住みたい人にぴったりです。

輸入住宅であれば、以下のハウスメーカーが良いでしょう。

輸入住宅におすすめの住宅会社まとめ

スタイル
一条工務店 南欧
ロビンスジャパン株式会社 北米や南仏
株式会社日本物産 アメリカンハウス
セルコホーム株式会社 カナダ
メープルホームズインターナショナル パリ、ニューヨーク、北米、リゾートスタイルなど

ローコスト住宅を建てたいならタマホーム

ローコスト住宅に力を入れているタマホームなら、1,000万円台で注文住宅を建てられます。

中間業者をはさまずにタマホームが直接施工の管理をおこなうことでコストダウンを実現しているため、安いからといって品質が下がる心配はありません。

もちろん長期優良住宅にも対応しているため、住宅ローン減税や登録免許税、不動産取得税の控除額が増えるなどの税制優遇も受けられます。

タマホームでローコスト住宅を建てた人の口コミ

Mさん(男性/26歳)
アパートの家賃を支払うくらいなら、早めに家を建てて住宅ローンを返していったほうがいいと思い家づくりを決意しました。

お金に余裕はありませんでしたが、低価格で建てることができ、毎月の支払いに無理もなく楽しく暮らしています。

建築費 間取り
1,850万円 3LDK
Kさん(女性/31歳)
私は昔からマイホームに憧れがあったのですが、主人は住宅ローンの支払いに不安があったみたいで反対していました。

でも1,000万円台で注文住宅を建てられることを知ってから前向きに考えてくれるようになり、念願のマイホームを購入できました。

建築費 間取り
1,680万円 4LDK

平屋がいいなら一条工務店

平屋を建てるのであれば、収納の活用法や家事の動線づくりを得意としている一条工務店がおすすめです。

2階建てが主流のため、平屋の建築に慣れていないハウスメーカーも少なくありません。

平屋の建築に慣れていないハウスメーカーに依頼すると、収納が少なかったり、開放感がなく1階建てということを活かしきれていない家が完成してしまいます。

ワンフロアであるメリットを最大限に活かす間取りを提案してくれる一条工務店であれば、理想の平屋を建てることができます。

平屋に力を入れている他の注文住宅会社

  • ミサワホーム
  • ダイワハウス
  • トヨタホーム
  • 積水ハウス
  • セキスイハイム

省エネルギー性を重要視するなら積水ハウス

ランニングコストを抑えられる省エネ住宅を建てたい人は、積水ハウスをチェックしてください。

積水ハウスは環境大臣認定のエコ・ファースト企業で、グリーンファーストをスローガンに掲げて営業しています。

省エネルギー性だけでなく、エネルギーを自らつくりだす創エネルギーを実現するZEH住宅に対応している点も積水ハウスの強みです。

ZEH住宅は建設費がかさむデメリットがありますが、今なら補助金制度を利用できます。

ZEH住宅に対応している他の住宅会社

  • ミサワホーム
  • セキスイハイム
  • 住友林業
  • タマホーム
  • ヘーベルハウス
  • トヨタホーム

ZEH住宅について詳しく知りたい人は、以下の記事も合わせてご覧ください。

すでに土地を購入しているならダイワハウス

すでに土地を購入した、あるいは購入したい土地が決まっている人は、ダイワハウスがおすすめです。

日本には建築基準法都市計画法という規制があり、土地の所有者だからといって何でも自由にできるわけではありません。

例えば、敷地面積に対する建物の面積を制限する建ぺい率や、敷地に建てられる延べ床面積の割合を規制する容積率など。

様々な制限によって、注文住宅を建てるときの壁になるケースも珍しくありません。

ダイワハウスなら、このような制限の中でも最大限に生活空間を確保して住宅づくりをおこなってくれます。

ある程度、ハウスメーカーを絞ることができたのではないでしょうか。

ハウスメーカーによって得意とする工法や間取りは異なるため、同じ金額をかけても完成する家は違います。

漠然とどこがいいのか考えるより、条件に合った注文住宅会社から検討していくと効率的です。

気になったハウスメーカーは、カタログを取り寄せてみましょう。

ハウスメーカー選びで失敗しないための注意点

上述で、どのハウスメーカーを選んでも品質は高いから間違いないと解説しましたが、注文住宅づくりで失敗する人がいるのも事実です。

ハウスメーカー選びで失敗する人の特徴は、以下のとおり。

  • 営業マンとのフィーリングで決めてしまう
  • 下調べせずに評判の悪い住宅会社に依頼してしまう
  • カタログを見る前にイベントや住宅展示場に足を運んでしまう

それぞれ詳しく解説していきますので、参考にしてください。

営業マンとの相性だけで決めない

営業マンとの相性は大切ですが、決め手にしてしまうのは間違っています。

とても信頼できる素晴らしい営業マンだったとしても、完成した家が自分の希望に合わなければ後悔してしまうからです。

例えば、省エネ住宅を建てたければ、どれだけ営業マンの質がよくても省エネに関する知識や実績のないハウスメーカーには依頼するべきではありません。

営業マンが気に入って契約しても、家が完成する前に転勤してしまうこともあります。

良いハウスメーカーを選ぶ目的は人間関係を築くためではなく、満足のいく家づくりをするためということをブラさないようにしましょう。

地域で悪い評判がないかチェックする

大手になればなるほど、どうしても質の悪い営業マンが紛れている可能性が高くなります。

そのため会社全体の評判は良くても、店舗の評判は悪いケースがあります。

同じ店舗を利用して注文住宅を建てた知人がいれば、満足しているかどうか話しを聞いてみてください。

またインターネットの掲示板などに口コミが載っていれば、チェックしておきましょう。

ただし口コミサイトを見ると、どんなハウスメーカーでも一つは悪評が見つかると思います。

鵜呑みにしすぎると、どこも選べなくなってしまいますので注意してください。

他の地域の店舗にいる一部の営業マンのせいで評判が悪くなってしまっているのか、会社全体の評判が悪いのか見極める必要があります。

注意ポイント

営業マンはしっかり仕事をしているにもかかわらず、クレームを言いたいだけの人もいます。

カタログを取り寄せて予備知識を持っておく

少しでも気になるハウスメーカーのカタログはすべて取り寄せ、予備知識をつけておきましょう。

最初からハウスメーカーが開催するイベントや住宅展示場にいってしまうと、正しい判断ができなくなりますので注意してください。

営業マンは口が上手く、いかに他社より優れているかアピールしてきます。

気分が高まって他のハウスメーカーを検討しないまま契約し、後悔する人も少なくありません。

カタログを見ておけば、「それは他の会社もやっていることだな」と冷静に判断できます。

上述でも紹介しましたが、HOME’Sを使えば複数のハウスメーカーのカタログをまとめて送ってもらえるので手間がかかりません。

見ているだけで楽しいですし、ハウスメーカーを見る目も養えますので、最低でも4社のカタログには目を通しておきましょう。